2012年07月22日

回想の山旅(9):南アルプス南部 1985年夏

ヨーロッパアルプス(1981年)の後は、長期出張や生活環境の変化などが重なり、ほぼ4年振りの夏山となった。会社の山岳部で南アルプス南部を歩いた。

198507-01.jpg1985年:
■7/27-28
東京駅を23:25発の列車に乗り金谷駅で下車。大井川鉄道に乗り換え、千頭、井川。ここからバスで畑薙第一ダム堰堤へ。
畑薙第一ダムに架かる長い吊り橋を渡り、登山道に入る。ウソッコ小屋、横窪沢小屋を経て、稜線近くの茶臼小屋テント場泊。
天気は快晴のち時々曇り。



198507-02.jpg■7/29
3時起床。満天の星。
茶臼岳、易老岳、イザルガ岳を経て光岳着。頂上は樹林の中で見晴らしはきかなかった。
同じルートを辿りテント場まで戻る。
写真は、広い稜線からしてイザルガ岳で撮ったものか?



198507-03.jpg■7/30
3時半起床。天気はガスのち晴れ。夕方雷を伴った雨。
上河内岳を通って聖平まで。昨日の歩きが長かったので、今日は楽だった。



198507-04.jpg■7/31
2時半起床。快晴。ただし29日より星の数は少ない。
聖平から聖岳山頂。奥聖をピストンして、兎岳、中盛丸山、大沢岳を経て百間洞泊。
昼頃より雲が湧いた。



198507-05.jpg■8/1
2時半起床。快晴。満月の月明かりが明るい。
百間洞から赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋テント場泊。
午後より雲が広がり夕方には雷鳴。
写真は大聖寺平、バックは悪沢岳。



198507-06.jpg■8/2
2時半起床。荒川岳稜線から悪沢岳へ。素晴らしい展望を楽しめた。
一人の大先輩が、20年振りの南アだ、と言われていて、20年振りとかいう時間の長さが全く実感できなかったが、その時からすでにそれ以上の年月が経過してしまった。
千枚岳を経て二軒小屋まで急な尾根を下る。


■8/3
2時半起床。快晴。
二軒小屋から転付峠を越えて、田代まで下る。昨日の下りで太ももの筋肉を傷め、難儀しながらの下りとなってしまった。
バスで身延駅に出て、身延線で甲府を経由して八王子に戻った。
写真は転付峠から見た、赤石岳に懸かる満月。
198507-07.jpg



198507-08.jpg■南アルプス南部縦走
1985年
7月27-28日:東京=金谷=畑薙第一ダム〜茶臼小屋(テント泊)
7月29日:茶臼小屋〜易老岳〜光岳〜易老岳〜茶臼小屋(テント泊)
7月30日:茶臼小屋〜上河内岳〜聖平(テント泊)
7月31日:聖平〜聖岳〜百間洞(テント泊)
8月1日:百間洞〜赤石岳〜大聖寺平〜荒川小屋(テント泊)
8月2日:荒川小屋〜悪沢岳〜千枚岳〜二軒小屋(テント泊)
8月3日:二軒小屋〜転付峠〜田代入口=身延=甲府=八王子
posted by 日和見だより at 17:06| Comment(0) | 山歩き
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