今回、間ノ岳から塩見岳へは、仙塩尾根の縦走ではなく、広河内岳から池ノ沢を下り、対岸の雪投沢を登り返すルートとした。
前夜に甲府駅まで行き、山梨交通バスターミナルで仮眠。
1日目は朝1番のバスで広河原へ。広河原から大樺沢の雪渓を登り、八本歯のコルを通って、北岳山荘テント場泊。天気は晴れ、ガス。
2日目は北岳周辺で遊び、北岳山荘テント場にもう1泊する。天気は朝は快晴、午後からはガスで風強い。
3日目は曇り、ガス。間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳を通り、広河内岳から池ノ沢を下る。

この写真は池ノ沢で撮ったものか、翌日の雪投沢で撮ったものか不明。

蝙蝠岳を往復しようかとも考えていたが、天気の状況をみて断念した。塩見岳を経て三伏小屋テント場まで行く。昼頃からは本降りの雨になった。天気のせいか、この日の写真は塩見岳頂上の1枚だけ。
5日目は朝からガス。天気の様子見の後、少し不安な気持ちでガスの中を歩く。ところが、小河内岳手前でガスが晴れ、360度の大展望となった。白い世界があっという間に青空に変わったため、心細さも吹き飛び非常に感動した記憶がある。
荒川小屋まで行きたかったが、出発を遅らせたため少し早いが高山裏泊とした。
6日目は荒川岳の急斜面を登り、前岳・中岳のコルに出る。途中、ライチョウを見かける。2年前にパスした悪沢岳を往復し、荒川小屋に下る。天気はガス時々晴れで、展望は全然だめ。

写真後ろの人の足元にあるキスリングザックが今となっては懐かしい。
8日目は椹島からマイクロバスで畑薙第一ダム、バスを乗り換えて静岡に出て、帰途についた。

1980年
7月27日:甲府=広河原〜北岳山荘(テント泊)
7月28日:北岳山荘〜北岳〜北岳山荘(テント泊)
7月29日:北岳山荘〜間ノ岳〜農鳥岳〜広河内岳〜池ノ沢小屋(小屋泊)
7月30日:池ノ沢小屋〜塩見岳〜三伏小屋(テント泊)
7月31日:三伏小屋〜高山裏(テント泊)
8月1日:高山裏〜荒川岳稜線〜悪沢岳往復〜荒川小屋(テント泊)
8月2日:荒川小屋〜赤石岳〜椹島(テント泊)
8月3日:椹島=畑薙第一ダム=静岡