3度目の南アルプス縦走は、まだ歩いていない甲斐駒、仙丈からスタートすることにした。
前日、韮崎駅まで移動し、駅のベンチで仮眠。
翌朝、バスで駒ヶ岳神社まで行き、急登で知られる黒戸尾根を登る。ザックが肩にくい込む。1日目は七丈小屋のテント場泊。

2日目は快晴。甲斐駒ケ岳頂上に3時間留まり眺望を楽しんだ。北沢峠に下り、長衛小屋テント場泊。

北沢峠を通る南アルプススーパー林道は、自然保護運動の高まりの中で数kmを残して一時工事が凍結されていたが、この時には既に完成していたように思う。

3日目も快晴。小仙丈を経由し仙丈ケ岳を目指して登る。北岳の横には富士山が見える。

仙丈ケ岳のカール地形。氷河の侵食作用によってできた。

仙丈から先は仙塩尾根をずっと南下することも考えたが、北岳を通過するのは残念なので、野呂川越から両俣に下る。

4日目も快晴。左俣沢に沿って歩き、途中から北岳に登り返す。北岳から先は一度歩いたことがあるルートなので、気分的に随分楽になったことを覚えている。間ノ岳を経由して熊ノ平泊。
5日目はガスと強風の中、長い尾根を歩き塩見岳に到着。三伏小屋のテント場泊。
6日目は雨で停滞。もともとの計画では悪沢岳まで歩くことを考えていたが、ここで中断し、翌日三伏峠から塩川に下山した。

■南アルプス北部縦走(単独)
1979年
7月28日:浜松=韮崎(泊)
7月29日:韮崎=駒ケ岳神社〜七合目(テント泊)
7月30日:七合目〜甲斐駒ケ岳〜仙水峠〜北沢峠(テント泊)
7月31日:北沢峠〜仙丈ケ岳〜野呂川越〜両俣(テント泊)
8月1日:両俣〜北岳〜間ノ岳〜熊ノ平(テント泊)
8月2日:熊ノ平〜塩見岳〜三伏小屋(テント泊)
8月3日:三伏小屋停滞(テント泊)
8月4日:三伏小屋〜塩川=伊那大島=浜松
posted by 日和見だより at 16:23|
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