
活発な梅雨前線の影響で、7月13日から14日にかけて中国地方でも大雨となり、江の川が氾濫した。
Python勉強の続きで、Basemapを利用して2日間の降水量(アメダス観測値)をプロットしてみた。
広島県北部を中心に150mm以上、場所によっては200mm以上の降水が観測されている。

江の川の源流は中国山地の脊梁部から大きく離れた広島県内にあり、流域面積は島根県:広島県が約1:2となっている。
右図は
三次河川国道事務所のWebページより引用。

今回の江の川の氾濫は、広島県北部で降った雨の影響が大きいと思われる。
以下、雨雲と河川の状況を時間を追ってみる。
7月14日2時過ぎには、強い雨域は山口県から島根県にあり、

3時00分には南下して広島県に移動した。

3時00分の河川の状況。
江の川支流は全域で増水し(警戒レベル4〜2相当)、島根県内の江の川本流の下流域は警戒レベル3相当になっている。

4時30分。
強い雨雲は引き続き広島県北部に留まっている。

6時00分。
島根県内の江の川支流の水位は平常状態(水色)に戻っているが、増水した広島県内の支流(赤色・黄色)から流入が続き、江の川本流全域が警戒レベル4相当になった。

7時00分までには強い雨雲は広島県南部まで南下したが、

江の川本流の水位は上昇を続け、江の川下流の江津市で氾濫が発生した(警戒レベル5相当)。
posted by 日和見だより at 23:59|
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