2011年10月24日

回想の山旅(5):安倍奥さよなら山行 1980年3月

学生生活にピリオドを打つときがきて、最後に安倍奥の山を周遊して終わりにしようと出かけた。

1日目は、孫佐島でバスを降り、井川峠に登る。山伏小屋まで行くつもりだったが、予想外に雪が多く、井川峠で幕営することにした。

198003-1.jpg2日目は、山伏小屋まで尾根筋を歩く。
写真は何度も利用させてもらった山伏小屋(静岡市営の無人小屋)。



198003-2.jpg3日目は山伏周辺で遊ぶ。



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198003-3.jpg笊ヶ岳の右には北岳が見える。



198003-5.jpg山伏山頂付近にて。バックは聖岳。



4日目は新窪乗越、大谷嶺、八紘嶺を経て梅ヶ島温泉に下る予定だったが、新窪乗越から先は北側斜面の深い雪に難儀する。残念ながらここで断念し、新窪乗越に引き返し、大谷崩を通って新田に下り、さよなら山行を終えた。

198003-0.jpg■安倍奥さよなら山行
1980年
3月17日:静岡=孫佐島〜井川峠(テント泊)
3月18日:井川峠〜山伏小屋(小屋泊)
3月19日:山伏周辺、山伏小屋(小屋泊)
3月20日:山伏〜新窪乗越〜新田=静岡

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2011年10月23日

回想の山旅(4):七面山 1978年11月

1978年秋、安倍奥・八紘嶺から七面山へと歩いた。

1日目は、梅ヶ島温泉から八紘嶺に登り、七面山へ続く尾根途中のインクラ跡で幕営。
「夕方より天気は快方に向かい、赤く染まった富士が見られた。夜は満天の星。随分冷え込み、テント内側は氷でバリバリになった」とメモにある。

197811-1.jpg2日目は、第二三角点を経て七面山に至る。終日快晴で展望を満喫できた。
右の写真中央が白峰三山。左端が塩見岳。



下の写真の奥の稜線が夏に歩いた南アルプス南部の山々(上河内岳〜聖岳〜赤石岳〜荒川岳)。その手前は白峰南嶺の尾根。双耳峰は笊ヶ岳。
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197811-0.jpg■八紘嶺〜七面山(単独)
1978年
11月3日:静岡=梅ヶ島温泉〜八紘嶺〜インクラ跡(泊)
11月4日:インクラ跡〜七面山〜角瀬=身延

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2011年10月19日

回想の山旅(3):南アルプス南部 1978年夏

1978年の夏は、7月の北アルプスに続き、南アルプス南部を縦走しました。

1日目は、金谷から井川まで大井川鉄道に乗り、バスを乗り継いで畑薙第1ダム着。ここから歩き始める。ダムに架かる大吊り橋を渡り、この日は横窪沢小屋まで登る。

197808-1.jpg2日目は、茶臼小屋を通り稜線に出る。少し南に位置する茶臼岳を往復。稜線伝いに北上し、上河内岳を経て聖平泊。昼からはガスの中。上河内岳付近で雷鳥(親1子4)を見た、とメモにある。



197808-2.jpg3日目は朝からガス。聖岳(前聖岳)に登り、縦走路から離れた奥聖岳を往復。安倍奥の山々が見渡せた。兎岳、中盛丸山を経て、百間洞泊。



197808-3.jpg4日目は、百間平を通り赤石岳。ここでも雷鳥(親1子8)を見た。荒川小屋を通り、荒川岳の前岳・中岳のコル。悪沢岳はパスし高山裏に下り幕営。



197808-4.jpg5日目は小河内岳、烏帽子岳を通り、三伏小屋幕営地泊。ずっとガスの中。



6日目は塩見岳往復。好天に恵まれた。塩見岳は南アルプスのほぼ中央に位置するため、南部の山々も北部の山々もよく見渡せる。
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歩いてきた南部の山々 中央が荒川岳


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南アルプス北部の山々


7日目は塩川に下山し帰途についた。

197808-0.jpg■南アルプス南部縦走
1978年
8月6日:浜松=井川=畑薙第1ダム堰堤〜吊り橋〜ウソッコ沢〜横窪沢小屋(テント泊)
8月7日:横窪沢小屋〜茶臼小屋〜茶臼岳〜上河内岳〜聖平(テント泊)
8月8日:聖平〜聖岳(奥聖岳往復)〜兎岳〜百間洞(テント泊)
8月9日:百間洞〜百間平〜赤石岳〜荒川前岳・中岳コル〜高山裏(テント泊)
8月10日:高山裏〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏小屋(テント泊)
8月11日:三伏小屋〜塩見岳〜三伏小屋(テント泊)
8月12日:三伏小屋〜塩川=伊那大島=浜松

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2011年10月15日

回想の山旅(2):南アルプス北部 1979年夏

3度目の南アルプス縦走は、まだ歩いていない甲斐駒、仙丈からスタートすることにした。

前日、韮崎駅まで移動し、駅のベンチで仮眠。

翌朝、バスで駒ヶ岳神社まで行き、急登で知られる黒戸尾根を登る。ザックが肩にくい込む。1日目は七丈小屋のテント場泊。

197907-1.jpg2日目は快晴。甲斐駒ケ岳頂上に3時間留まり眺望を楽しんだ。北沢峠に下り、長衛小屋テント場泊。



197907-2.jpg北沢峠を通る南アルプススーパー林道は、自然保護運動の高まりの中で数kmを残して一時工事が凍結されていたが、この時には既に完成していたように思う。



197907-3.jpg3日目も快晴。小仙丈を経由し仙丈ケ岳を目指して登る。北岳の横には富士山が見える。



197907-4.jpg仙丈ケ岳のカール地形。氷河の侵食作用によってできた。



197907-5.jpg仙丈から先は仙塩尾根をずっと南下することも考えたが、北岳を通過するのは残念なので、野呂川越から両俣に下る。



197907-6.jpg4日目も快晴。左俣沢に沿って歩き、途中から北岳に登り返す。北岳から先は一度歩いたことがあるルートなので、気分的に随分楽になったことを覚えている。間ノ岳を経由して熊ノ平泊。



5日目はガスと強風の中、長い尾根を歩き塩見岳に到着。三伏小屋のテント場泊。

6日目は雨で停滞。もともとの計画では悪沢岳まで歩くことを考えていたが、ここで中断し、翌日三伏峠から塩川に下山した。

197907-0.jpg■南アルプス北部縦走(単独)
1979年
7月28日:浜松=韮崎(泊)
7月29日:韮崎=駒ケ岳神社〜七合目(テント泊)
7月30日:七合目〜甲斐駒ケ岳〜仙水峠〜北沢峠(テント泊)
7月31日:北沢峠〜仙丈ケ岳〜野呂川越〜両俣(テント泊)
8月1日:両俣〜北岳〜間ノ岳〜熊ノ平(テント泊)
8月2日:熊ノ平〜塩見岳〜三伏小屋(テント泊)
8月3日:三伏小屋停滞(テント泊)
8月4日:三伏小屋〜塩川=伊那大島=浜松

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2011年10月02日

回想の山旅(1):安倍奥 1977年11月

古いネガをデジタル化しながら整理を始めました。

学生時代、静岡と浜松に住んでいたので、安倍奥にはよく通いました。これは30年以上前の山旅、初めての単独行でした。

■安倍奥(単独行)
1977年
11月19日:静岡駅=梅ヶ島温泉〜安倍峠〜刈安峠〜十枚山(泊)
11月20日:〜地蔵峠〜青笹山〜真富士山(泊)
11月21日:〜竜爪山〜牛妻=静岡駅

197711-1.jpg安倍川左岸の稜線を南下した。
静岡発朝1番のバスに乗ったが、途中でバスが乗用車と接触事故を起こし、代わりのバスを待ったので、時間をだいぶロスしたように記憶している。そのため、十枚山に着いたのは夕方近くだった。山頂には別のパーティーもテントを張っていた。



197711-2.jpg十枚山の山頂からは富士山や南アルプスなどが一望できる。
写真は安倍奥と南アルプス南部の山々。一番遠い稜線が上河内岳〜聖岳〜赤石岳〜荒川岳。



197711-3.jpg2日目は真富士山まで歩いてテントを張る。山頂には他に人影はなし。
写真は3日目の朝の日の出。谷筋は低い雲で埋まっていた。



197711-4.jpg竜爪山は薬師岳と文殊岳の双耳峰。新幹線の車窓からもよく見える。
文殊岳少し南で稜線から離れ牛妻に下る。
写真は文殊岳から見た安倍川河口方面。



197711-0.jpgルートのイメージは右図の通り。真富士山の少し南、高度約2000mから北を見ています。
山旅倶楽部の地図を使用しKASHMIR 3Dで作成。

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